ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

キイロショウジョウバエの行動と抗酸化システムにおける、用量依存的なケルセチンの調節的役割

Modulatory role of dose-dependent quercetin supplemented diet on behavioral and anti-oxidant system in Drosophila melanogaster model

要旨:
キイロショウジョウバエにケルセチンの量を変えて投与して、14日間の生存率を調査した。その結果、投与量50~300 mg/gでは生存率に差はなかったが、400 mg/gにて顕著に減少した。よって毒性が出ないケルセチン用量は300 mg/g以内であり、以降は0~300 mg/gの投与量でキイロショウジョウバエの行動と抗酸化状態を比較した。よじ登り行動: 100 mg/gでは変化なし、200~300 mg/gにて顕著に減少。総チオール・GHS・SOD: 0~300 mg/gで変化なし。カタラーゼ: 100~200 mg/gにて顕著に増加。マロンジアルデヒド: 300 mg/gで顕著に減少。