ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはアペリンシグナル伝達経路を調節して、アテローム性動脈硬化症を軽減する: 血漿メタボロミクスに基づく考察

Quercetin Attenuates Atherosclerosis via Modulating Apelin Signaling Pathway Based on Plasma Metabolomics

要旨:
アポリポ蛋白質E欠損マウス(アテローム性動脈硬化症の自然発症モデル)にケルセチンを投与すると、動脈中のCD11b・F4/80・P21が減少し、アペリン・APJ・Sirt1は増大した。血漿サンプルのメタボロミクス解析の結果、118種の代謝物が同定され、ケルセチンが主にグリセロリン脂質と脂肪酸に影響を与えた。バイオインフォマティクス解析は、アペリンシグナル伝達が主要経路であることを示唆し、アペリン阻害剤がケルセチンの効果を打消した事実によって支持された。