ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

心毒性に対するケルセチンとp-クマリン酸の保護効果: in silico 研究

Protective Effect of Quercetin and p-Coumaric acid (p-CA) against Cardiotoxicity: an Insilico Study

著作名:
Renu Bhadana
Vibha Rani
出典:
Recent Advances in Food, Nutrition & Agriculture
2023
14
167-189
DOI:
10.2174/2772574X14666230831100901
キーワード:
ヒドロキシクロロキン
心毒性
受容体
ケルセチン
p-クマル酸
分子ドッキング
要旨:
マラリア治療薬のヒドロキシクロロキンが誘発する心毒性を軽減する化合物を天然物から探索すべく、抗酸化作用・抗炎症作用・心保護作用を有するケルセチンとp-クマル酸に着目した。ヒドロキシクロロキンの心毒性に起因する受容体との親和性を分子ドッキングにて予測した結果、ケルセチンはp-クマル酸に比べて安定した結合を形成する。そのエネルギー差は−9.3 kcal/molと予測した。