ネットワーク薬理学と分子ドッキングによる、チャイブ(Allium schoenoprasum)に含まれる有望な高血圧の分子標的の同定
Identification of potential molecular target of hypertension from Allium schoenoprasum by using network pharmacology and molecular docking strategies
- 出典:
- Pharmacia
- 2023
- 70
- 699-706
- DOI:
- 10.3897/pharmacia.70.e101537
- 要旨:
- 各種データベースより、チャイブ(Allium schoenoprasum)の標的遺伝子201種と、高血圧に関連する遺伝子7174種をそれぞれ取得した。共通する168種に関する蛋白質間相互作用のネットワークを構築し、京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)および遺伝子オントロジー解析を行った。その結果、SCR・STAT3・PIK3R1・CTNBB1・ESR1をコア標的として特定した。分子ドッキングの結果、ケンフェロール・イソラムネチン・ケルセチンが標的蛋白質と高い親和性を示し、チャイブの活性成分と結論した。