植物医学から光医学へ: ケルセチン由来の炭素ナノ素材 – 合成・物性評価・ヘルスケア分野への応用
From phytomedicine to photomedicine: quercetin-derived carbon nanodots—synthesis, characterization and healthcare applications
- 著作名:
- Gaurav Gopal Naik
- Ravi Pratap
- Debadatta Mohapatra
- Singh Shreya
- Deepak K. Sharma
- Avanish S. Parmar
- Arjun Patra
- Alakh N. Sahu
- 出典:
- Journal of Materials Science
- 2023
- 58
- 13744–13761
- DOI:
- 10.1007/s10853-023-08880-y
- 要旨:
- 水熱法にてケルセチンを炭素ナノ素材に変換し、表面をポリエチレングリコールで処理した。さらにアンドログラフォライドと結合して、ケルセチンを送達する新規ナノDDSを得た。得られた炭素ナノ素材は、良好な熱安定性・コロイド分散安定性・光安定性を示した。ヒト由来慢性骨髄性白血病細胞株K562に作用すると、フリーのケルセチンに比べて増殖阻害活性が大幅に向上した。一方、正常細胞であるベロ細胞には毒性を示さなかった。