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イソラムネチンの抗酸化作用は、炎症に応答したCOX-2の発現阻害に寄与する: HO-1の潜在的な役割

The Antioxidant Effects of Isorhamnetin Contribute to Inhibit COX-2 Expression in Response to Inflammation: A Potential Role of HO-1

著作名:
Kyuhwa Seo
Ji Hye Yang
Sang Chan Kim
Sae Kwang Ku
Sung Hwan Ki
Sang Mi Shin
出典:
Inflammation
2014
37
712–722
DOI:
10.1007/s10753-013-9789-6
キーワード:
イソラムネチン
HO-1
COX-2
抗酸化作用
抗炎症作用
要旨:
リポ多糖で惹起した、細胞内のCOX-2の発現・活性酸素種の発生・アポトーシスは、イソラムネチンが抑制した。その際イソラムネチン処理によって、HO-1の発現も増加した。HO-1阻害剤のSnPPが存在すると、イソラムネチンの特徴であるCOX-2発現抑制作用が打消された。以上の結果は、イソラムネチンによるHO-1の誘導が、活性酸素種の低下とCOX-2発現を阻害したことを示唆する。