日焼止めとしての 3,4-ジメトキシカルコンとルチン含むゲルの単体格子計画と、in vitroおよびin vivo試験による最適化
Optimization of 3,4-Dimethoxychalcone and Rutin Containing Gel with Simplex Lattice Design and In Vitro-In Vivo Test as a Sunscreen
- 出典:
- Pharmaceutical Sciences and Research
- 2023
- 10
- 89-97
- DOI:
- 10.7454/psr.v10i2.1298
- 要旨:
- ルチンと3,4-ジメトキシカルコンが有する発色団によるUVを吸収する性質に着目して、日焼止めに応用すべくゲルに配合した。単体格子計画にて決定した最適なゲル基剤配合は、1.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース・1.8%CMCナトリウム・0.6%メチルセルロースであった。ルチンと3,4-ジメトキシカルコンを配合すると、UVAに対する日焼防止指数は6.48であり、FDAが指定する2つ星に相当した。ウサギを用いる皮膚刺激性試験にて、UVA照射による紅斑および浮腫は認めなかった。