ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マウスにおける食物性カルコンおよびフラボノイド代謝物のUPLC-MS/MSによる検出と、アミロイドβ凝集の調節効果

Detection of Dietary Chalcone and Flavonoid Metabolites in Mice Using UPLC–MS/MS and Their Modulatory Effects on Amyloid β Aggregation

要旨:
食物由来のアミロイドβ凝集阻害物質を探索すべく、青紫蘇に着目した。青紫蘇を摂取したマウスの小腸・脳・血液をUPLC-MS/MS分析した結果、アミロイドβの凝集を阻害するタキシフォリンと類似構造を有するカルコンを発見した。このカルコンの代謝物として、相当する硫酸抱合体とグルクロン酸抱合体も検出した。これらの代謝物も、アミロイドβのフィブリル化とオリゴマー化を抑制した。