ナガバハリフタバ由来のルチンは、酸化ストレスとアポトーシス誘導を阻害して、塩化コバルトがH9c2細胞に誘発した低酸素損傷を緩和する
Protective effect of rutin isolated from Spermococe hispida against cobalt chloride-induced hypoxic injury in H9c2 cells by inhibiting oxidative stress and inducing apoptosis
- 出典:
- Phytomedicine
- 2018
- 51
- 196-204
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2018.09.229
- 要旨:
- 心筋細胞H9c2を塩化コバルトで刺激して、低酸素状態のシミュレーションとした。塩化コバルトは低酸素誘導因子1α・Bax・カスパーゼの発現を上方調節し、Bcl-2の発現は下方調節した。しかし、予めルチンを投与すると逆転して、アポトーシスを抑制した。ルチンはまた、GSHとSODを増大し、マロンジアルデヒドは低下して、塩化コバルトによる酸化ストレスを軽減した。