ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンと運動の組合せは、1,2-ジメチルヒドラジンによる結腸直腸癌のラットのうつ病を軽減する: 炎症とBDNFシグナル伝達の関与の可能性

Combination of quercetin and exercise training attenuates depression in rats with 1,2-dimethylhydrazine-induced colorectal cancer: Possible involvement of inflammation and BDNF signalling

要旨:
1,2-ジメチルヒドラジンで惹起した結腸直腸癌ラットのうつ状態を、ケルセチンの投与と運動の組合せが効果的に改善した。組合せは、オープンフィールド試験および強制水泳試験のスコアを改善し、脳神経の損傷を軽減し、皮質と腫瘍組織との両方で炎症性サイトカインを減少させた。以上の結果は、BDNF/TrKβ経路の活性化で、抗うつと抗腫瘍の両方の作用を発揮したことを示唆した。