ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

バイオアフィニティ限外ろ過・UFLC-ESI-Q/TOF-MS/MS・分子ドッキング・ネットワークの組合せにて、ハマヨモギ由来トポイソメラーゼI阻害剤の抗腫瘍メカニズムを探索する

Combination of bioaffinity ultrafiltration-UFLC-ESI-Q/TOF-MS/MS, in silico docking and multiple complex networks to explore antitumor mechanism of topoisomerase I inhibitors from Artemisiae Scopariae Herba

要旨:
ハマヨモギ(Artemisiae Scopariae)の粗抽出物は、ヒト由来肺癌細胞株A549に細胞毒性と抗増殖活性を示した。バイオアフィニティ限外ろ過した後、UFLC-ESI-Q/TOF-MS/MS分析して、34種の構成成分を同定し、内6種がトポイソメラーゼI阻害剤であった。分子ドッキングの結果、ケルセチンとイソラムネチンが活性成分であり、水素結合とπ-πスタッキングが最も寄与していた。