ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

虚血性脳卒中がマウスに誘発した記憶障害に、ケルセチンが保護効果を発揮する

Quercetin Exerts a Protective Effect on Ischemic Stroke-induced Memory Deficits in Mice

要旨:
頸動脈を4時間閉塞して、マウスに虚血性脳卒中を惹起した。T字迷路試験の結果、脳卒中に起因する認知障害を示唆したが、ケルセチンは濃度依存的にスコアを改善した。ケルセチンは、脳卒中で減少した海馬中の4型メラノコルチン受容体(MC4R)の発現を回復し、NR2Aの発現は低減した。