ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはin vitroで、ヒト由来結腸直腸腺癌細胞株HT-29の生存率・スーパーオキシドの生成・インターロイキン8の生合成に影響を与える

Isorhamnetin Influences the Viability, Superoxide Production and Interleukin-8 Biosynthesis of Human Colorectal Adenocarcinoma HT-29 Cells In Vitro

要旨:
ヒト由来結腸直腸腺癌細胞株HT-29にイソラムネチンを投与すると、生存率・ミトコンドリア活性・細胞膜の完全性・リソソーム活性が大幅に低下した。イソラムネチンは、細胞内にスーパーオキシドの生成を増加して、酸化ストレスを誘発した。イソラムネチンはまた、ザイモサンで炎症を誘発したHT-29にてIL-8を顕著に低下し、抗炎症作用を示した。