高脂肪食が誘発した肥満マウスにて、ケルセチンは白色脂肪組織の褐変を伴いながら血中中性脂肪を低減する
Quercetin Lowers Plasma Triglycerides Accompanied by White Adipose Tissue Browning in Diet-Induced Obese Mice
- 著作名：
- Eline N. Kuipers
- Andrea D. van Dam
- Ntsiki M. Held
- Isabel M. Mol
- Riekelt H. Houtkooper
- Patrick C. N. Rensen
- Mariëtte R. Boon
- 出典：
- International Journal of Molecular Sciences
- 2018
- 19
- 1786
- DOI：
- 10.3390/ijms19061786
- 要旨：
- 高脂肪食で惹起した肥満マウスにおける、ケルセチンの投与/無投与を比較した。ケルセチンの投与は、摂餌量・体組成・エネルギー消費に影響を与えることなく、血中の中性脂肪を著しく減少した。ケルセチンは肝組織のアポリポ蛋白質Bを減少して、VLDL-中性脂肪の減少を示唆した。ケルセチンはまた、皮下白色脂肪組織における脱共役蛋白質-1および脂肪酸伸長酵素-3の発現を顕著に上昇して、同組織の褐変を示唆した。