ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ネットワーク薬理学・分子動力学シミュレーション・in vitro実験による、糖尿病を伴う結腸癌の治療におけるケルセチンの検証

Validation of quercetin in the treatment of colon cancer with diabetes via network pharmacology, molecular dynamics simulations, and in vitro experiments

要旨:
ケルセチンの標的遺伝子と糖尿病を伴う結腸癌の遺伝子の交差から、ケルセチンの潜在的な標的を特定した。相当する蛋白質とケルセチンとの親和性を分子ドッキングした結果、HMOX1・ACE・MYC・MMP-9・PLAU・MMP-3・MMP-1の7種に標的蛋白質を絞り込んだ。さらに、分子動力学シミュレーションは、MMP-9およびPLAUとの結合構造が比較的安定であると予測した。最後にVitro実験により、ケルセチンとMMP-9との相互作用を確認した。