紫外線B波によるシアニジン-3-O-ガラクトシド・ケルセチン-3-O-ガラクトシド・ウルソール酸の増加は、リンゴの抗酸化作用と抗炎症作用を強化する
Ultraviolet B-induced increase of cyanidin-3-O-galactoside, quercetin-3-O-galactoside, and ursolic acid enhances antioxidant and anti-inflammatory activities in apples
- 出典:
- Postharvest Biology and Technology
- 2023
- 206
- 112580
- DOI:
- 10.1016/j.postharvbio.2023.112580
- 要旨:
- 収穫後のリンゴ果実に紫外線B波(UVB)を照射すると、果皮部のシアニジン-3-O-ガラクトシド・ケルセチン-3-O-ガラクトシド・ウルソール酸の含量が24.9倍・7.9倍・11.1倍にそれぞれ増えた。UVB照射は、果皮抽出物のDPPHラジカル消去活性を増強したが、4 W/m2以上の照射強度では反って低下した。UVB照射はまた、一酸化窒素とTNF-αの産出を抑制したが、IL-6の産出は阻害しなかった。