食物性ケルセチンは、ストレス応答における星状細胞の再活性化を阻害して、うつ病様行動を軽減する
Dietary quercetin attenuates depressive-like behaviors by inhibiting astrocyte reactivation in response to stress
- 出典:
- Biochemical and Biophysical Research Communications
- 2020
- 533
- 1338-1346
- DOI:
- 10.1016/j.bbrc.2020.10.016
- 要旨:
- 高ケルセチン食(2 mg/kg)と低ケルセチン食(0.5 mg/kg)をそれぞれ与えた後のマウスに、社会的敗北ストレスを負荷した。前頭前皮質および海馬の状態を調べたところ、興奮性シナプス後電流・抑制性シナプス後電流ともに、高ケルセチン食群の方が有意に周波数が高かった。また、ケルセチンによる星状細胞の再活性化が重要な役割であることを明らかにした。