ケルセチンは血清応答因子(SRF)を介して二重特異性脱リン酸化酵素5(DUSP5)を誘導する
Quercetin induces dual specificity phosphatase 5 via serum response factor
- 出典:
- BMB Reports
- 2023
- 56
- 508-513
- DOI:
- 10.5483/BMBRep.2023-0051
- 要旨:
- 二重特異性脱リン酸化酵素5(DUSP5, dual specificity phosphatase 5)のプロモーターをクローニングして、ケルセチンの存在下における転写活性を調査した。その結果、DUSP5プロモーターに存在する血清応答因子(SRF, serum response factor)結合部位が、ケルセチンが誘導するDUSP5の発現と関連していた。この結合部位が欠損すると、ケルセチンによるDUSP5発現が消失した。ケルセチンはまた、SRFの活性を増強しかつ、その発現には影響を与えなかった。