ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

過酸化水素によるヒト臍帯静脈内皮細胞の傷害における、イヌバラ(Rosa canina)果実抽出物とケルセチンの保護効果

Protective effects of fruit extract of Rosa canina and quercetin on human umbilical vein endothelial cell injury induced by hydrogen peroxide

要旨:
過酸化水素で刺激したヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)に、イヌバラ(Rosa canina)果実抽出物もしくはケルセチンを作用した。両者ともに濃度依存的にHUVECの生存率を改善し、活性酸素種を低減した。過酸化水素がもたらしたサバイビンの減少とPARPの上昇も、両者ともに改善した。なお、イヌバラ果実抽出物の主成分は、ケルセチンである。