ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ドキソルビシンが誘発したラットの慢性心毒性にて、ロサルタンの保護効果はケルセチンが増強する

Quercetin augments the protective effect of losartan against chronic doxorubicin cardiotoxicity in rats

著作名:
Asmaa I. Matouk
Ashraf Taye
Gehan H. Heeba
Mohamed A. El-Moselhy
出典:
Environmental Toxicology and Pharmacology
2013
36
443-450
DOI:
10.1016/j.etap.2013.05.006
キーワード:
ドキソルビシン
ラット
ロサルタン
ケルセチン
心筋保護
抗酸化作用
動物実験
要旨:
抗癌剤ドキソルビシンを投与したラットは、血中のTNF-α・クレアチンキナーゼMB・乳酸脱水素酵素が上昇して、心毒性が誘発された。心筋組織においてはマロンジアルデヒドと一酸化窒素が上昇し、SODとカタラーゼの活性が低下して、酸化ストレスも顕著であった。予めロサルタンを投与すると、この様な異常を改善したが、ケルセチンと併用するとより顕著な保護効果を示した。