ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

敗血症モデルの乳児ラットにおける、炎症性サイトカインと抗酸化バイオマーカーに対するケルセチンとアスコルビン酸の効果の比較

Comparison of effects of quercetin and ascorbic acid on inflammatory cytokines and antioxidant biomarkers in infant rats using an experimental sepsis model

要旨:
21日齢の乳児ラットにリポ多糖を腹腔内投与して、敗血症を誘発した。ケルセチンとアスコルビン酸をそれぞれ投与して、血中の各種パラメータを比較した。SODレベルは、アスコルビン酸群がケルセチン群に比べて有意に高かった。それ以外の炎症性サイトカイン(IL-1β・IL-6・TNF-α・C反応性蛋白質)と抗酸化物質(カタラーゼ・GPx・GST)のレベルは、対照に比べて有意に改善し、アスコルビン酸群 vs. ケルセチン群に関しては同等であった。