ケルセチン・レスベラトロール・それらのスルホンアミド誘導体の炭酸脱水酵素に対する阻害活性: 結合プロセスの分光学的研究
Inhibitory effects of quercetin and resveratrol and their sulfonamide derivatives on the carbonic anhydrase activity: spectroscopic studies of the binding process
- 出典:
- Chemical Papers
- 2024
- 78
- 151–163
- DOI:
- 10.1007/s11696-023-03048-z
- 要旨:
- ケルセチンとレスベラトロールのスルホンアミド誘導体をそれぞれ合成し、4種化合物の炭酸脱水酵素II(CA II)とIX(CA IX)に対する阻害活性を分光法にて測定した。4種の中でケルセチンスルホンアミド誘導体が最も強い活性を示し、IC50値はCA IIが5.13±0.24 µM、CA IXが28.52±0.12 µMであった。CA IIに対するKi値は、ケルセチンが5.43±0.65 µM、ケルセチンスルホンアミド誘導体が3.42±0.26 µM、レスベラトロールが455.00±12.02 µM、レスベラトロールスルホンアミド誘導体が242.50±18.38 µMであった。