ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

男性と女性の運動単位の発火パターンと筋肉の収縮特性における、ケルセチンの用量反応関係

The dose–response relationship of quercetin on the motor unit firing patterns and contractile properties of muscle in men and women

著作名:
Kohei Watanabe
Shun Kunugi
Aleš Holobar
出典:
Journal of the International Society of Sports Nutrition
2023
20
2265140
DOI:
10.1080/15502783.2023.2265140
キーワード:
臨床研究
無作為化
二重盲検
プラセボ対照
クロスオーバー
用量反応関係
酵素処理イソケルシトリン
運動単位発火率
筋収縮
要旨:
23.6±5.1歳の健常者13名(男性: 8名、女性: 5名)を対象とする、無作為化二重盲検臨床研究。運動単位の発射パターンと筋肉の収縮特性における、酵素処理イソケルシトリンの用量反応を検証した。介入群1は酵素処理イソケルシトリン500 mg、介入群2は酵素処理イソケルシトリン200 mg、対照群はプラセボをそれぞれ摂取し、摂取前と摂取60分後に神経の筋能力試験を行った。また、摂取対象を変えた試験を3回実施して、クロスオーバーとした。60秒間の膝収縮後、摂取前に発揮された筋力で正規化した運動単位発火率は、介入群1および2では摂取前よりも摂取60分後が有意に低かったが(P<0.05)、対照群では有意差を認めなかった(P>0.05)。摂取前から摂取60分後まで加えられた力で正規化した運動単位発火率の変化は、収縮の終了時に 介入群2よりも介入群1で有意に大きかった(P<0.05)。