ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

予測不可能で慢性的な軽度ストレスに起因するうつ病ラットにおける、血中金属元素の変化とケルセチンの効果

Effects of quercetin on the alterations of serum elements in chronic unpredictable mild stress-induced depressed rats

要旨:
ラットに予測不可能で慢性的な軽度ストレスを与えてうつ状態を惹起し、ケルセチンを投与した時の尿中の金属濃度を調べた。うつ状態のラットの尿は正常と比べて、鉄・銅・カドミウムが顕著に増加し、マグネシウム・亜鉛・セレン・コバルトが減少した。高容量(50 mg/kg)のケルセチン投与は、血中金属濃度の変化を元に戻した。なお、うつ状態の改善に関する言及はない。