ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの局所投与はリドカインと同等に、炎症後の侵害受容性一次感覚ニューロンの過興奮を軽減する

Local administration of the phytochemical, quercetin, attenuates the hyperexcitability of rat nociceptive primary sensory neurons following inflammation comparable to lidocaine

著作名:
Yukito Sashide
Ryou Toyota
Mamoru Takeda
出典:
The Journal of Pain
2024
25
755-765
DOI:
10.1016/j.jpain.2023.10.004
キーワード:
過興奮
侵害受容性一次感覚ニューロン
ラット
ケルセチン
リドカイン
動物実験
要旨:
ラットの顔面に完全フロイントアジュバントで炎症を誘発し、機械的刺激から逃げる閾値で、侵害受容性一次感覚ニューロンの興奮性を評価した。炎症組織へケルセチンを局所投与すると、用量依存的に興奮性を低減した。ケルセチン1 mMの濃度における効果は、1%リドカインよりも有意であった。