ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

中医学薬のツボクサから、高速向流クロマトグラフィー/セミ分取HPLCによるアシアチン酸・ケルセチン・ケンフェロールの迅速分離と、脂肪酸合成酵素阻害活性の評価

Rapid Separation of Asiatic Acid, Quercetin, and Kaempferol from Traditional Chinese Medicine Centella asiatica (L.) Urban Using HSCCC-Semi-Prep-HPLC and the Assessment of Their Potential as Fatty Acid Synthase Inhibitors

要旨:
超音波の照射下でツボクサを75%エタノールで抽出し、抽出液の濃縮残差を水ー酢酸エチルで分配し、酢酸エチルの濃縮残差を高速向流クロマトグラフィー/セミ分取HPLCに付した。波長210 nmで検出したアシアチン酸の純度は91.0%であり、波長254 nmで検出したケルセチンおよびケンフェロールは両者とも99.1%以上の高純度であった。脂肪酸合成酵素に対するIC50値はアシアチン酸が9.52±0.76 μg/mL、ケルセチンが43.09±2.98 μg/mL、ケンフェロールが36.90±1.83 μg/mLであった。