ケルセチンとの共有結合により、マウスモデルにおけるミツバチ花粉アレルゲンのアレルギー誘発性が緩和される
Covalent conjugation with quercetin mitigates allergenicity of the bee pollen allergen Bra c p in a murine model
- 出典:
- Food Chemistry
- 2023
- 436
- 137722
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2023.137722
- 要旨:
- ミツバチ花粉の主要アレルゲンであるBra c pにケルセチンを結合すると、エピトープの配座が変化した。分子動力学シミュレーションの結果、ケルセチンとの継続的な相互作用により、Bra c pの分子運動が増加して、エピトープから疎水性残基が露出した。ケルセチンが結合したBra c pをマウスに投与すると、プリン代謝とカルシウムシグナル伝達が変化して、未処置Bra c pの投与時と比べてアレルギー反応が減少した。