ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

悪性黒色腫細胞B16に対する増殖阻害活性と毒性を持つ、ケルセチンおよびルテオリン誘導体の合成

Synthesis of Quercetin and Luteolin Derivatives with Cell Proliferation Inhibitory Activity and Toxicity in B16 Melanoma Cells

著作名:
Jongyun Jang
Seong Uk Lee
Yoon Hee Kim
Dong Wook Kang
出典:
Journal of the Korean Chemical Society
2023
67
181-190
DOI:
10.5012/jkcs.2023.67.3.181
キーワード:
悪性黒色腫細胞
B16
ケルセチン誘導体
ルテオリン誘導体
要旨:
ケルセチンの7-O-アルキル誘導体を5種、7-O-アシル誘導体を4種合成した。ルテオリン誘導体は、7-O-アルキル体を2種、7-O-アシル体を4種合成した。得られた新規化合物はすべて、ケルセチンもしくはルテオリンと同程度の、悪性黒色腫細胞B16に対する細胞毒性と抗増殖活性を示した。これとは別に、ケルセチンの没食子酸エステル誘導体も4種(3位, 7位, 3'位, 4'位のO-アシル体)し、ケルセチンと同等の細胞毒性と抗増殖活性を確認した。