中枢神経が乳癌の進行を直接調節することは可能だが、その経路はケルセチンが遮断する
The central nervous system can directly regulate breast cancer progression and blockage by quercetin
- 著作名:
- Tianyu Luo
- Yanmei Zhang
- Xiaoyuan Liu
- Qianyi Liang
- Ling Zhu
- Hai Lu
- Huachao Li
- Hongyan Zhang
- Chunmin Yang
- Jiahua Wu
- Rui Xu
- Yuzhu Zhang
- Qianjun Chen
- 出典:
- Annals of Translational Medicine
- 2021
- 9
- 999
- DOI:
- 10.21037/atm-21-2558
- 要旨:
- うつ病のモデルマウスを新たに作成し、拘束ストレスを継続して与えるとうつ病の症状を呈するが、逍遥散が改善することを見出した。同時に、拘束ストレス群は乳癌の初期段階を認めたが、逍遥散治療で線種段階に緩和された。拘束ストレスが上方調節した蛋白質25種を特定したが、内14種が逍遥散治療で下方調節された。同様に、拘束ストレスが下方調節した蛋白質52種の内9種が、逍遥散治療で上方調節された。これらの知見を基に、データベース(蛋白質間相互作用、天然物の標的蛋白質の2種)により、関与成分の特定を試みた。その結果、柴胡と甘草に含まれるケルセチンと結論した。