ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

四塩化炭素が誘発した肝毒性におけるルチンの抗炎症作用: TLR4/MyD88/NF-κBシグナル伝達経路を調節する役割

Investigating the Anti-inflammatory Effects of Rutin in Carbon Tetrachloride-induced Hepatotoxicity: Role of TLR4/MyD88/NFκB Signaling Pathway Modulation

著作名:
Qianyu He
Hu Hao
Keke Zhao
出典:
Pharmacognosy Magazine
2024
20
107-115
DOI:
10.1177/09731296231203454
キーワード:
四塩化炭素
マウス
ルチン
肝保護
抗炎症作用
TLR4/MyD88/NF-κB
動物実験
初代肝細胞
要旨:
Vivo: 四塩化炭素で肝組織に炎症を誘発したマウスに、ルチンを投与した。ルチンは、四塩化炭素が上昇した血中のALP・ALT・ASTを低減して、肝保護効果を示した。ルチンはまた、肝組織のTLR4・MyD88・TNF-α・IL-1ꞵ・IL-6・NF-κB・MCP-1・VCAM-1を減少し、IκBαは増大して抗炎症作用を示し、TLR4/MyD88/NF-κBシグナル伝達経路の調節を示唆した。Vitro: マウスから採取した初代肝細胞を四塩化炭素で刺激したモデルでも、ルチンによるTLR4/MyD88/NF-κB経路の調節を確認した。