ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは高濃度酸素に晒された子ラットの気道過敏性を軽減し、気道の弛緩を回復する

Quercetin supplementation attenuates airway hyperreactivity and restores airway relaxation in rat pups exposed to hyperoxia

要旨:
新生児ラットを、吸入気酸素濃度が95%以上の高酸素条件下に7日間晒した。その結果、通常の条件下のラットと比べて顕著に、気管平滑筋の収縮が増加し収縮は減少した。その後のケルセチンの投与は、この様な異常を改善して、気道過敏性の軽減と気道弛緩の正常化を示唆した。ケルセチンはまた、肺組織のTNF-αとIL-1βを低減して、抗炎症作用を発揮した。