アベルメクチンの曝露がコイに誘発した脳組織の損傷は、ケルセチンが軽減する
Mitigation of avermectin exposure-induced brain tissue damage in carp by quercetin
- 出典:
- Fish Physiology and Biochemistry
- 2023
- 49
- 1171–1185
- DOI:
- 10.1007/s10695-023-01249-7
- 要旨:
- アベルメクチンに暴露したコイの脳組織は、密着結合蛋白質に関連する遺伝子の転写が低下して、血液脳関門(BBB)が破壊した。アベルメクチンは脳組織に酸化ストレスを増加し、炎症細胞の浸潤を促進して、アポトーシスを誘導した。ケルセチンの投与は、アベルメクチンがもたらす活性酸素種の蓄積を軽減し、炎症を軽減して、アポトーシスを抑制した。