ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

低酸素性虚血性脳損傷が誘発した新生児ラットの脳損傷における、ケルセチンの保護メカニズム

Protective mechanisms of quercetin in neonatal rat brain injury induced by hypoxic-ischemic brain damage (HIBD)

要旨:
生後7日のラットの左頸動脈を結紮し、酸素濃度8%の場所に2時間放置して、低酸素性虚血性脳症のモデルとした。その結果、モリスの水迷路スコアの低下・脳梗塞の拡大・脳損傷・脳組織のアポトーシスが顕著であったが、ケルセチンによる改善を認めた。ケルセチンはNLRX1・ATG7・Beclin-1の発現を上方調節して、オートファジーの活性化を示唆した。