低酸素性虚血性脳損傷が誘発した新生児ラットの脳損傷における、ケルセチンの保護メカニズム
Protective mechanisms of quercetin in neonatal rat brain injury induced by hypoxic-ischemic brain damage (HIBD)
- 出典:
- Food Science & Nutrition
- 2023
- 11
- 7649-7663
- DOI:
- 10.1002/fsn3.3684
- 要旨:
- 生後7日のラットの左頸動脈を結紮し、酸素濃度8%の場所に2時間放置して、低酸素性虚血性脳症のモデルとした。その結果、モリスの水迷路スコアの低下・脳梗塞の拡大・脳損傷・脳組織のアポトーシスが顕著であったが、ケルセチンによる改善を認めた。ケルセチンはNLRX1・ATG7・Beclin-1の発現を上方調節して、オートファジーの活性化を示唆した。