ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

急性アンモニア曝露下にてフェロトーシスが酸化ストレスの発症に先行し、アンモニアがコウライギギ(Pelteabagrus fulvidraco)に誘発したフェロトーシスは、ケルセチンが緩和する

Ferroptosis preceded the onset of oxidative stress under acute ammonia exposure and quercetin relieved ammonia-induced ferroptosis of yellow catfish (Pelteobagrus fulvidraco)

要旨:
Vivo: コウライギギ(高麗義義、Pelteobagrus fulvidraco, ナマズ目ギギ科の食用魚)を3群に分け、濃度(0, 5.7, 28.5 mg/L)を変えて96時間アンモニアに暴露した。アンモニアは、生存率の低下・血中アンモニア濃度の上昇・フェロトーシスの活性化をもたらした。SODとカタラーゼは最初には増大し、その後減少して、酸化ストレスは遅れて起こった。Vitro: アンモニアで刺激した腎由来マクロファージにケルセチンを投与すると、活性酸素種・TFR1・LOX-15Bを低減し、GSH・FER・GPX4は上昇して、フェロトーシスと酸化ストレスを抑制した。