ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

有望な治療薬としてのケルセチン誘導体: ニコチンが誘発する非小細胞肺癌の治療に関する最新の視点

Quercetin Derivatives as Potential Therapeutic Agents: An Updated Perspective on the Treatment of Nicotine-Induced Non-Small Cell Lung Cancer

著作名:
Naser A. Alsharairi
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2023
24
15208
DOI:
10.3390/ijms242015208
キーワード:
総説
ケルセチン
ケルセチン誘導体
非小細胞肺癌
作用機序
要旨:
ケルセチンおよびその誘導体の、非小細胞肺癌に対する効果を論じた総説。まず、喫煙を主原因とする非小細胞肺癌の発症と進行を、癌細胞の増殖・転移・血管新生・アポトーシス抵抗性の4現象を挙げ、その分子メカニズムを鳥瞰する。各論では、ルチン・イソラムネチン・ヒペロシド・ラムネチンおよびラムナジン・ケルセチン・タマリキセチンに章分けして、vitroおよびvivo実験の論文を整理して作用機序を論じる。最後に、放射線療法との併用効果にも言及する。