ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イブプロフェンがラットに誘発した腎障害における、抗酸化物質の保護的な役割: α-トコフェロール・ビタミンC・ケルセチン

Evaluation of the protective role of antioxidants: α-tocopherol, vitamin C, and quercetin, against ibuprofen-induced renal damage in male Wistar rats

著作名:
Casmir E. Okoroama
Prince C. Unekwe
Linda C. Okoroama
Samuel U. Okparaoka
Godwin C. Akuodor
出典:
International Journal of Basic & Clinical Pharmacology
2023
12
631–639
DOI:
10.18203/2319-2003.ijbcp20232557
キーワード:
イブプロフェン
ラット
α-トコフェロール
ビタミンC
ケルセチン
腎保護
抗酸化作用
動物実験
要旨:
イブプロフェンを投与したラットは血中のマロンジアルデヒド・尿素・クレアチニン・尿酸が上昇して、腎損傷を誘発した。糸球体の萎縮・尿細管上皮細胞の剥離・腎組織へのリンパ球の浸潤も著しかった。抗酸化剤(α-トコフェロール・ビタミンC・ケルセチン)を共投与すると、この様な異常を改善すると共に、抗酸化酵素を増大した。3種の中では、α-トコフェロールが最も良好な改善効果を示した。