ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

スクラレオールはケルセチンおよびカフェインと相乗的な抗うつ効果を発揮して、ヒヨコにおけるGABA作動性伝達を抑制する

Sclareol exerts synergistic antidepressant effects with quercetin and caffeine, possibly suppressing GABAergic transmission in chicks

要旨:
麻酔薬チオペンタールで眠らせた生後5日のヒヨコに、スクラレオール・ケルセチン・カフェインの組合せを投与した。その結果、それぞれの単独投与時と比較して顕著に、睡眠時間を短縮し入眠までの時間を長くした。分子ドッキングの結果、スクラレオールはGABAA受容体α2およびα5に、ケルセチンよりも良好な親和性を示した。スクラレオールはGABAA受容体と相互作用し、GABA作動性伝達を抑制して、抗うつ効果を示す可能性を示唆した。