ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンの処置はマウスの虚血性損傷から脳を保護する

Treatment with Isorhamnetin Protects the Brain Against Ischemic Injury in Mice

著作名:
Jin-Jing Zhao
Jin-Qing Song
Shu-Yi Pan
Kai Wang
出典:
Neurochemical Research
2016
41
1939–1948
DOI:
10.1007/s11064-016-1904-2
キーワード:
マウス
中大脳動脈閉塞再灌流
脳卒中
イソラムネチン
Nrf2/HO-1
iNOS/NO
抗炎症作用
動物実験
要旨:
マウスを中大脳動脈閉塞再灌流して、脳卒中のモデルとした。イソラムネチンを投与すると梗塞部分が減少し、カスパーゼ活性が弱まった。イソラムネチンは大脳のむくみを軽減し、血液脳関門の機能を改善し、密着結合蛋白質(オクルディン・ZO-1・クローディン-5)に関連する遺伝子の発現を促進した。イソラムネチンはまた、Nrf2/HO-1シグナル伝達を活性化し、iNOS/NOシグナル伝達は不活性化して、脳内のIL-1β・IL-6・TNF-αを減少させた。