ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

葉酸キトサンでコーティングしたリポソームにケルセチンを担持して、癌を治療標的とする

Folate-chitosan Coated Quercetin Liposomes for Targeted Cancer Therapy

要旨:
葉酸-キトサン複合体でコーティングしたリポソームにケルセチンを担持して、粒径が261.6±8.5 nm、ゼータ電位が22.3±1.7 mV、封入効率が98.63±1.28%のナノ製剤を得た。このナノ製剤はヒト由来肝癌細胞株HepG2の増殖抑制活性とマウスの経口アベイラビリティを、ケルセチン単独投与時と比べて顕著に向上した。肉腫細胞株S180を移植したマウスモデルにて、ナノ製剤は腫瘍組織の成長を顕著に阻害した。