ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

脊髄損傷のラットモデルにてケルセチンは、NLRP3インフラマソームの活性化を抑制して組織病理を軽減する

Quercetin suppresses NLRP3 inflammasome activation and attenuates histopathology in a rat model of spinal cord injury

要旨:
椎弓切除術で惹起した脊髄損傷のモデルラットは、脊髄組織にてNLRP3インフラマソームが活性化し、IL-1β・IL-18・TNF-αが上昇した。ケルセチンの投与は、活性酸素種の生成を抑制して、これらの異常を低減した。その結果、病変部位が回復し、BBBスコアを指標とする運動機能の顕著な改善を認めた。