脊髄圧迫損傷の動物モデルにおけるケルセチン: 治療期間と運動機能の回復との相関関係
Quercetin in an animal model of spinal cord compression injury: correlation of treatment duration with recovery of motor function
- 出典:
- Spinal Cord
- 2010
- 48
- 112–117
- DOI:
- 10.1038/sc.2009.111
- 要旨:
- 椎弓切除術で惹起した脊髄損傷のモデルラットに、ケルセチンを投与した。1回当たりの投与量を25 μmol/kgに設定した。1日2回のケルセチン投与は、3~10日の治療期間にて、50%のラットが歩くのに十分な運動機能(BBSスコアが10以上)を回復した。しかし、1日3回の投与は、BBSスコアが9以下で歩行能力を回復しなかった。また、ケルセチンを投与しない対照群でも、運動機能の回復を認めなかった。