ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フッ化ナトリウムが発育中のラットに誘発した酸化ストレスに関連する、ニューロンと学習の劣化をケルセチンで治療する

Quercetin treatment against NaF induced oxidative stress related neuronal and learning changes in developing rats

要旨:
妊娠中にフッ化ナトリウムを投与したラットから生まれた新生児は、生後21日および30日目おける試験にて対照と比べて学習能力と行動が低下した。フッ化ナトリウムは脳の重量を低下し、大脳皮質中の過酸化脂質を増大し、ノルアドレナリンとアセチルコリンは減少した。しかし、フッ化ナトリウムとケルセチンを共投与したラットから生まれた新生児にはこの様な異常がなく、ケルセチンによる神経保護効果を示唆した。