ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはSirt3を介して酸化によるアポトーシスからII型糖尿病モデルマウスの膵島β細胞を保護する

Quercetin protects islet β‑cells from oxidation-induced apoptosis via Sirt3 in T2DM

著作名:
Jian-Yun Wang
Ya-Xing Nie
Bing-Zheng Dong
Zhi-Chen Cai
Xuan-Kai Zeng
Lei Du
Xia Zhu
Xiao-Xing Yin
出典:
Iranian Journal of Basic Medical Sciences
2021
24
629-635
DOI:
10.22038/ijbms.2021.52005.11792
キーワード:
糖尿病
膵島
膵β細胞
アポトーシス
Sirt3
ケルセチン
マウス
動物実験
要旨:
膵島β細胞由来のINS-1細胞ならびにII型糖尿病モデルマウスのそれぞれを、ケルセチン処置した。いずれの実験でも、抗酸化物質(カタラーゼ・SOD)が増大し、アポトーシス関連物質(カスパーゼ-3・Bax/BCL-2)が減少した。INS-1細胞中のSirt3をノックアウトすると、ケルセチンの作用が消失した。よって、ケルセチンはSirt3を介して抗酸化作用・抗アポトーシス作用を発揮することを示唆した。