ラットの恐怖消去学習を促進するには、発育段階から成人期までの継続的なα-グリコシルイソケルシトリンの摂取が必要である
Continuous exposure to α-glycosyl isoquercitrin from developmental stages to adulthood is necessary for facilitating fear extinction learning in rats
- 著作名:
- Yasunori Masubuchi
- Junta Nakahara
- Satomi Kikuchi
- Hiromu Okano
- Yasunori Takahashi
- Kazumi Takashima
- Mihoko Koyanagi
- Robert R. Maronpot
- Toshinori Yoshida
- Shim-mo Hayashi
- Makoto Shibutani
- 出典:
- Journal of Toxicologic Pathology
- 2020
- 33
- 247-263
- DOI:
- 10.1293/tox.2020-0025
- 要旨:
- 恐怖消滅学習にα-グリコシルイソケルシトリンの適切な摂取期間を検討すべく、以下の3条件でラットに投与した。1) 離乳後から成人期まで、2) 胎児期から離乳後まで、3) 胎児期から成人期まで。α-グリコシルイソケルシトリンを0.5%含む餌を与える、混餌投与法を採用した。効果を認めたのは3)のみであった。最後の恐怖消滅学習の2分後に歯状回と扁桃体で、シナプス可塑性関連遺伝子が上昇したのは、3)のみであった。