リコペン・スルフォラファン・ケルセチン・クルクミンの組合せは、in vitroで結腸癌細胞に対する抗増殖活性を向上する
Lycopene, sulforaphane, quercetin, and curcumin applied together show improved antiproliferative potential in colon cancer cells in vitro
- 出典:
- Journal of Food Biochemistry
- 2019
- 43
- e12802
- DOI:
- 10.1111/jfbc.12802
- 要旨:
- ヒト由来結腸癌細胞株HT-29およびLS174Tにリコペン・スルフォラファン・ケルセチン・クルクミンの組合せを作用すると、相加的な増殖阻害効果を示した。組合せはまた、5-フルオロウラシルとシスプラチンの抗増殖活性を増強した。組合せは一方で、正常細胞である結腸上皮細胞のミトコンドリア活性は阻害したが、DNA合成は阻害しなかった。乳酸脱水素酵素試験の結果は、組合せは正常細胞には悪影響を及ぼず、癌細胞に選択的な細胞毒性を示唆した。