ケルセチン/フェニルアラニン/3d-遷移金属(コバルト・ニッケル・銅)を基盤とするインターカレーション治療薬: DNAとBSAのin vitro相互作用および切断活性
Quercetin-phenylalanine 3d-transition metal-based {Co(II), Ni(II) & Cu(II)} intercalative therapeutic agents: DNA & BSA interaction studies in vitro and cleavage activity
- 出典:
- International Journal of Biological Macromolecules
- 2024
- 254
- 127521
- DOI:
- 10.1016/j.ijbiomac.2023.127521
- 要旨:
- ケルセチン/フェニルアラニン/金属(コバルト・ニッケル・銅)から成る錯体を3種合成した。3種とも、循環腫瘍DNA(ct-DNA)およびウシ血清アルブミン(BSA)と強く結合した。ct-DNAに対する結合安定性は、銅錯体 > コバルト錯体 > ニッケル錯体の順であった。3種の錯体はまた、ヒドロキシラジカルを用いて、ct-DNA鎖の切断活性を示した。