ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ネットワーク薬理学・分子ドッキング・実験的検証に基づく、関節リウマチに伴う間質性肺疾患(RA-ILD)の治療におけるケルセチンの分子メカニズム

Molecular mechanism of quercetin in treating RA-ILD based on network pharmacology, molecular docking, and experimental validation

著作名:
Jing Wang
Zhichao Wang
Yang Zhao
Le Bai
Yun Wei
Tongxing Huang
Yong Xu
Xianmei Zhou
出典:
Naunyn-Schmiedeberg's Archives of Pharmacology
2024
397
3077–3092
DOI:
10.1007/s00210-023-02772-3
キーワード:
関節リウマチ
間質性肺疾患
ケルセチン
ネットワーク薬理学
IL-17
RAW264.7
要旨:
関節リウマチの合併症で最も多く見られるのが、間質性肺疾患である。ネットワーク薬理学の解析結果は、関節リウマチに伴う間質性肺疾患(RA-ILD)の治療におけるケルセチンのコア標的が、IL-17シグナル伝達であることを示唆した。RAW264.7をリポ多糖で刺激したRA-ILDの細胞モデルにケルセチンを投与すると、IL-17・TNF-α・IL-6・IL-1βの発現を顕著に低下した。よって、IL-17シグナル伝達の阻害という、ネットワーク薬理学の予測をvitro実験で確認した。