ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病の治療にてケルセチンを経口送達するラクトフェリンで修飾したビロソーム: in vitroおよびin vivo評価

Lactoferrin decorated bilosomes for the oral delivery of quercetin in type 2 diabetes: In vitro and in vivo appraisal

要旨:
ケルセチンのバイオアベイラビリティを向上すべく、ラクトフェリンでキャップしたビロソームにケルセチンを封じ込めた。得られたナノ製剤の粒径は68.1 nmで、ゼータ電位は−25.5 mVで、94%の封入効率であった。インスリン抵抗性を有したHepG2にナノ製剤を投与すると、α-アミラーゼを70.2%阻害して、グルコースの取込みを回復した。ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットにナノ製剤を投与すると、血糖値を顕著に低下し、脂質プロファイルを回復した。