ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとケルセチンは、ミクログリアの炎症プロファイルを調節し、抗グリオーマ活性を改善する

The flavonoid rutin and its aglycone quercetin modulate the microglia inflammatory profile improving antiglioma activity

要旨:
神経膠腫細胞をルチンもしくはケルセチンで処置すると、その分化が阻害され、細胞内のヘパリン結合性EGF様増殖因子・インスリン様成長因子・グリア細胞株由来神経栄養因子の発現が低下した。ミクログリアをルチンもしくはケルセチンに晒すと、神経膠腫細胞の増殖と遊走を間接的に阻害した。ミクログリア/神経膠腫細胞の相互作用中に、ルチンもしくはケルセチンは、ミクログリアの炎症プロファイルを調節し、腫瘍形成を減少した。