代謝プロファイル・α-グルコシダーゼ阻害作用・桑葉フラボノイドのin vitro消化に対する、ベニコウジカビ発酵の影響
The effects of Monascus purpureus fermentation on metabolic profile, α-glucosidase inhibitory action, and in vitro digestion of mulberry leaves flavonoids
- 出典:
- LWT
- 2023
- 188
- 115449
- DOI:
- 10.1016/j.lwt.2023.115449
- 要旨:
- 桑葉の血糖降下作用を向上すべく、ベニコウジカビ発酵にて、構成するフラボノイドプロファイルの改善を試みた。固相発酵法と液相発酵法の両方で、ケンフェロールとケルセチンは増大し、アストラガリン・ルチン・イソケルシトリンは減少した。桑葉のα-グルコシダーゼに対するIC50値は、固相発酵法が112.80±1.29 μg/mLで、液相発酵法が123.90±0.96 μg/mLあり、発酵前の218.00±1.55 μg/mLと比べて大幅に活性が向上した。以上の結果は、発酵による糖部分の切断がα-アミラーゼ阻害活性の向上に寄与したことを示唆した。